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猫の爪切りはなぜ大切?室内で暮らす猫だからこそ知っておきたいケア

執筆者の写真: honey dogsalon
honey dogsalon
10月4日
読了時間: 5分

猫の爪切りは、「家具を傷つけないためのお手入れ」と思われることがありますが、それだけではありません。爪が伸びすぎることによるケガや肉球への負担を防ぐためにも、定期的なチェックが大切です。


猫の爪は、犬とは少し違い、爪とぎをすることで外側の古い層をはがしながら新しい爪を保っています。しかし、爪とぎをしているからといって、爪の長さまで十分に短くなるとは限りません。


特に室内で暮らしている猫は、屋外で木に登ったり地面を歩いたりする猫に比べて爪が自然に摩耗する機会が少なく、定期的な爪切りが必要になることがあります。VCA Animal Hospitalsでも、室内猫では定期的な爪切りが必要になることがあり、伸びすぎた爪の予防にもつながると説明しています。


爪が伸びすぎると、思わぬケガにつながることも


猫の爪が長く伸びていると、カーペットや毛布、カーテンなどに引っかかりやすくなります。


遊んでいるときや高い場所から降りたときに爪が引っかかると、爪が欠けたり裂けたりして、痛みや出血につながることもあります。また、鋭く伸びた爪によって飼い主様が引っかかれたり、多頭飼いの場合には一緒に暮らしている猫を傷つけてしまったりする可能性もあります。


だからこそ、


「長くなってから切る」のではなく、定期的に確認して伸びすぎる前に整えること


が大切です。


特に気をつけたい「伸びすぎた爪」


さらに注意したいのが、爪が長くなりすぎて丸くカーブしてしまう状態です。


猫の爪は伸び続けるため、そのままにしていると爪先が肉球の方向へ曲がり、ひどい場合には肉球へ食い込んでしまうことがあります。


Cornell University College of Veterinary Medicineでも、定期的な爪切りによって、爪が足裏の肉球へ伸び込み、感染につながる可能性を減らせると説明しています。


見た目では「少し爪が長いだけ」に見えても、足先では負担になっている場合があります。


シニア猫は特にこまめな確認を


若い頃は自分でしっかり爪とぎをしていた猫でも、年齢を重ねると状況が変わることがあります。


活動量が減ったり、爪とぎをする回数が少なくなったりすると、古い爪が十分に剥がれず、爪が厚くなったり伸びすぎたりすることがあります。


Cornellでは、高齢の猫では爪が伸びすぎたり、厚くなったり、もろくなったりすることがあるとしています。


そのため、


「昔は爪切りをほとんどしなくても大丈夫だったから」


と判断するのではなく、年齢に合わせて足先を見る機会を増やしてあげることも大切です。


「爪とぎ」と「爪切り」は役割が違います


「家に爪とぎを置いているから、爪切りは必要ないのでは?」


と思われる方もいるかもしれません。


もちろん、猫にとって爪とぎはとても大切な行動です。


爪の外側にある古い層をはがしたり、体を伸ばしたり、マーキングをしたりと、猫にとって自然な行動のひとつです。


ただし、爪とぎをしていることと、爪の長さが適切に保たれていることは別です。 アニコムの獣医師監修情報でも、爪とぎをしていても爪の長さ自体は残るため、定期的な爪切りが必要と説明されています。


つまり、


爪とぎをする環境を用意する

+

爪が伸びすぎていないか定期的に確認する


この両方が大切です。


猫の爪切りはどのくらいの頻度?


爪が伸びるスピードは、その猫の年齢や運動量、生活環境、爪とぎの頻度などによって変わります。


VCA Animal Hospitalsでは、室内猫の場合、2〜4週間程度ごとの爪切りをひとつの目安として紹介しています。


ただし、「絶対に○週間ごと」と決める必要はありません。


大切なのは実際に爪を見ることです。


爪先が以前より鋭くなっている、布に引っかかることが増えた、爪が長くカーブしているなどの変化が見られたら、一度足先を確認してあげましょう。


猫の爪には血管と神経があります


猫の爪切りで特に注意したいのが、爪の中に血管と神経が通っていることです。


この部分まで深く切ってしまうと、出血や痛みにつながります。


そのため、一気に短くするのではなく、基本的には先端の尖った部分を少しずつ整えていきます。Cornellでも、爪の中にある血管や神経を避け、先端のフック状になった部分を切る方法が紹介されています。


猫ちゃんが動いた状態で無理に切ろうとすると危険なので、嫌がっている場合は無理をしないことも大切です。


一度ですべて切れなくても大丈夫


猫ちゃんによっては、足先を触られること自体が苦手な場合があります。


「全部切らないと」と強く押さえてしまうと、爪切りそのものに嫌な印象を持ってしまうこともあります。


VCAでは、足先を触る練習から少しずつ慣らし、耳を伏せる、しっぽを激しく動かす、逃げようとするなどストレスのサインが見られた場合には、一度休憩することを勧めています。


今日は前足だけ、今日は2〜3本だけという形でも構いません。


無理に全部終わらせることより、「爪切り=怖い時間」にしないことも大切です。


honeyでは猫ちゃんの様子を見ながらお手入れします


honeyでは、ただ爪を短くすることだけを目的にするのではなく、その日の猫ちゃんの様子を確認しながらお手入れすることを大切にしています。


足先を触られることが平気な子もいれば、とても苦手な子もいます。知らない場所では緊張してしまう子もいます。


そのため、その子がどこまで受け入れられるのかを確認しながら、安全を第一に進めます。


猫の爪切りは小さなお手入れですが、爪の引っかかりによるケガや、伸びすぎた爪が肉球へ食い込むことを防ぐためにも大切なケアのひとつです。


「家では暴れてしまって切れない」

「どこまで切っていいのか分からない」

「爪が伸びているのか判断できない」


そんな場合は、無理にご自宅で行わず、トリミングサロンや動物病院などに相談してください。


爪が伸びてから気づくのではなく、普段から足先を見る習慣をつくること。


それが、猫ちゃんが毎日快適に過ごすための小さくて大切なお手入れです。

 
 
 

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