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毛玉を防ぐ、おうちブラッシングのコツ

執筆者の写真: honey dogsalon
honey dogsalon
4 日前
読了時間: 4分
マルチーズ犬がトリミング終わりにこちらを見ている画像

トリミングサロンでよくあるご相談の一つが、「家でブラッシングしているのに毛玉ができてしまう」というお悩みです。実は、毎日ブラシをしていても、表面だけをとかしていると皮膚に近い部分に毛玉が残ることがあります。特にトイプードル、ビションフリーゼ、マルチーズ、シーズー、ポメラニアンなど、毛量が多い子や毛が絡みやすい子は、ブラッシングの回数だけではなく「どこを、どうとかすか」がとても大切です。


毛玉ができやすい場所には共通点があります。耳の後ろ、脇、胸、首周り、内股、足先、お尻周りなど、動くたびに毛同士がこすれる場所です。首輪やハーネス、洋服が当たる部分も摩擦が起こりやすいため、冬は特に毛玉が増えやすくなります。「背中はきれいだから大丈夫」と思っていても、耳の後ろや脇に小さな毛玉が隠れていることは珍しくありません。


ブラッシングをするときは、いきなり全身を一気に終わらせようとしないことがコツです。毛を少量ずつ分け、毛先から少しずつブラシを通します。毛先の絡まりをほどいたら、徐々に根元へ近づけていきます。最初から根元にブラシを入れて強く引っ張ると、毛玉がさらに締まったり、皮膚が引っ張られて痛みにつながったりします。


スリッカーブラシを使う場合も、力を入れて何度も同じ場所をこする必要はありません。皮膚に強く当てると赤みが出ることがあるため、毛を持ち上げながら少しずつ進めます。そして最後にコームを通して確認するのがおすすめです。ブラシは通っているように感じても、コームが途中で止まる場合は、まだ小さなもつれが残っている可能性があります。


乾いた毛を強く何度もとかすことも避けたいポイントです。乾燥した季節は静電気が起こりやすく、ブラッシングによる摩擦も増えます。必要に応じて犬用ブラッシングスプレーなどを軽くなじませ、毛の滑りを整えてからブラシを入れると負担を抑えやすくなります。ただし、濡れたまま放置することは別のトラブルにつながるため、使用方法は商品の指示に従いましょう。


毛玉を見つけたときに、ブラシで一気に引き抜こうとするのはおすすめできません。毛玉は周囲の毛を巻き込みながら固くなるため、無理に引っ張るほど皮膚まで引っ張られます。小さなもつれであれば毛先から少しずつほぐせる場合もありますが、皮膚の近くで板状になった毛玉や、触るだけで嫌がる毛玉はサロンに任せてください。ハサミで毛玉だけを切ろうとすると、毛玉に皮膚が引っ張られていることがあり、思っている以上に皮膚を切りやすいため危険です。


ブラッシングは、毛玉予防だけの時間ではありません。毛を分けて見ることで、赤み、湿疹、フケ、傷、できものなど、普段は毛に隠れて見えにくい変化にも気づきやすくなります。また、抜け毛を取り除き、被毛を整えることにもつながります。つまりブラッシングは、美容だけではなく、愛犬の体を日常的に観察する時間でもあります。


ただし、一番大切なのは「嫌がるまでやらない」ことです。10分頑張って毎回嫌な思いをさせるより、今日は右足、明日は左足というように、短時間で終わらせる方が続けやすい子もいます。ブラッシングが終わったら褒める、おやつを使うなど、「ブラシ=嫌なこと」にならない工夫も効果的です。


honeyでは、サロン帰りのきれいな状態を少しでも長く保っていただけるよう、おうちブラッシングの方法もお伝えしています。犬種が同じでも、毛量、毛質、カットの長さ、生活スタイルによって毛玉のできやすさは違います。「毎日どこをとかせばいい?」「このブラシで合っている?」「毛玉になりにくい長さは?」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。


毛玉予防の基本は、できてから取るのではなく、できる前に小さなもつれを見つけることです。毛先から優しく、根元まで確認し、摩擦が多い場所を重点的に見る。この習慣だけでも、トリミング時の毛玉取りの負担を減らしやすくなります。わんちゃんにとっても飼い主さまにとっても、ブラッシングが無理なく続けられる時間になることが理想です。

 
 
 

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